先日からちょくちょくアップしているn20エンジンですが
エンジン内部のクーリング通路が素敵なのでご紹介します(^^)
冷却水の溝がシリンダーの周りにあります。
シリンダーにこのようなVのラインが見えますが
この穴が冷却水の通路となってさらにまんべんなく冷えるようになっています
シリンダーブロックはよくあるオープンデッキ構造ですがシリンダーの冷却能力を高めるために写真の様に小さい穴があけられています。
次にシリンダーヘッドも見てみます。
赤丸がインジェクターが刺さっている部分です
こちらの冷却回路の奥を見ると
こちらからインジェクターが刺さっている部分まで冷却が行われます
近年のガソリンエンジンは特にシリンダーヘッド内部の冷却回路がとても複雑です。
これはヨーロッパの排気ガス基準がエンジンが冷えている時の排気ガスも見られるため
「熱しやすく冷めにくい」
エンジンにする必要があります。
なのでサーモスタットだけの制御にとどまらずエンジン内部の熱コントロールをしています。
最近のBMWのグリルが開いたり閉まったりするのもこの
「熱しやすく冷めにくい」エンジンにするためですね(^^)
早くエンジンを暖める必要性がある部分に関しては過去のブログをご参考下さいませ。
次はいよいよオイルパンを外していきます。
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