F30 320d 各部メンテナンス

エンジンはN47ディーゼル。

お店に入って来られた時から排気漏れの音が気になっていました。

漏れ箇所のチェック。タービン側の排圧センサーとラムダセンサー間の排気漏れでしたので、エンジン制御に大きく関わる箇所です。

まずは部品の取り外しから。ご遠方と納期がタイトな為、開けてびっくり玉手箱は避けたいところです。

排気側は全て取り外し。各部のチェックと漏れ箇所の修正を。

こちらにが悪の根源です。

排圧センサーは交換。

ラムダセンサーも。念慮噴射に大きく関わります。

ヘッドカバーの交換。

セパレーター部から良く漏れてます。

フィルターハウジングもハウジングごと交換です。割れると自走不能レベルで漏れます。

分岐パイプは筋が入ってました。割れる直前です。

組付け。

インテークポートの清掃。

塞がり気味です。こちらはクルミブラスターにて。

インテークマニホールドも。

これらは超音波洗浄にて。

綺麗になりました。

計8か所。

インテークマニホールドも綺麗に。

割れなども無し。

インテークパイプは劣化がございましたので交換。

こちらも大事なセンサー。基準値外の為交換です。

チェーンテンショナーの交換。対策後ですが、定期交換が吉です。

バイブレーションダンパーの交換。

割れると、ベルトが外れて厄介です。

取付は塑性域締め付けの為、SSTが必須です。

新旧サブタンク。

センサー部からの漏れあり。

コネクターも腐食があるため交換。

燃料ホースの交換。スプラッシュするホースありますが、聞くとB47もなるようです。

燃料システムの洗浄。

燃料フィルターの交換。

エンジンマウントの交換。

静粛性と車両ピッチングの改善に。

ミッションマウントも。

組付けて行きます。

ATFの全量交換。

まずはフラッシングから。各ギア、トルコン内部も循環させます。

オイルパンは漏れがあり応急として液ガスが綺麗に塗られていますが、これで止まっているケースは見たことが無いです(..)

オイルパン/フィルターの取り外し。

メカトロニクスの取り外し。オイルシールの出面が少ないです。45Zはこのシールがダメになりますので、定期交換が吉です。

シール類の交換。

こちらは趣味ですが、メカトロニクスのセパレータの品番は毎回記録しています。

組付け後はフラッシングの実施。

綺麗になっていきます。赤色のフルードが入っていましたが着色料の問題で異常なことでは無いですが、個人的には元が赤なら赤、緑なら緑にしたいと思っています。

綺麗になりました。

プロテクターの注入。

オイルシールの保護に。

一度冷ましてからオイルレベルの調整。

エンジンオイルの交換。